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教育の特色

学部教育

 講義を受けただけでは、現実的な問題が解けるようになるとは限りません。物理学科では関連する科目を効果的に学習できるように講義と演習の連携に力を入れています。また、3年生の学生実験では、長期間の本格的な実験課題が用意されており企画・測定・解析・発表など一連の流れを通して物理の学習や科学的考え方の訓練ができるようになっています。

 大学の講義は高校までの授業とは異なり、どのように勉学を進めていけばよいか迷うことがあるかもしれません。物理学科では学年担任とは別 に、学生約3人あたりに1人の教員アドバイザーを割り当て、定期的に相談の機会を持つなど、きめ細かな修学指導を行っています。

 物理学は就職とは無縁の印象をもたれていますが、実際には多くの企業が物理学的思考で問題解決をする能力のある学生の採用を望んでいます。物理学科では就職相談や就職説明会の案内などを行っています。

大学院教育

 大学院では講義に加えて、最先端の研究活動を一流の研究者でもある教員と行います。九大物理の大学院生は所属研究室の教員からほぼ個別の指導をうけ研究や学会発表を行っています。

 研究者には研究内容を他の研究者や一般の人にわかりやすく説明する能力が要求されます。理学研究院の「フロント・リサーチャー育成プログラム」では、希望者する学生に対して、修士課程1年から博士課程3年まで一貫した特別 カリキュラムを用意し、高い学際性、優れた研究マネジメント能力、高度な情報発信能力を持った科学者を育成することを目標としています。また、「アドバンスドサイエンティスト育成プログラム」も用意されています。これは修士課程で就職する学生や、博士後期課程進学後も社会とのつながりを指向する学生のための、修士課程・博士課程に分かれた高度理学専門家育成プログラムです。